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ニュース・フラッシュ

2005年12月2日 アルマティ 酒田 剛

ロシア、地下資源利用権に関する入札方法の変更で落札額が大幅に増加

 地元業界紙等によると、ロシア天然資源省のYury Trutnev大臣は地下資源利用権の入札方法がオークションに変更されたことに伴って、2005年の1トン当り鉱物資源価格(落札額を鉱物資源の埋蔵量で除した単価)が2004年に比べ倍増していることを明らかにした。11月17日のプレス・リリースで発表されたもので、オークションによって実際に落札された小規模の鉱床の積み上げだとの説明がなされた。連邦政府の地下資源利用分野に係る収入には、オークションによる利用権の落札額、ロイヤルティ(地下資源採掘税)、地質情報データ料、の3大項目があるが、11月15日時点ですでに340億ルーブル(約1,181百万USドル)の収入があり、目標を70億ルーブル近く上回っている。この収入のほとんどを落札時の一時払いボーナスが占めており、わずかに39億ルーブルであった2004年と比較すると10倍近い驚異的な伸びを示している。

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