グアテマラ・マーリン金銀鉱山が商業生産開始

　米ネバダに本社を置くグラミス(Glamis Gold)社HP(12月2日付)等によると、同社は、グアテマラに100%権益保有し、サン・マルコス州(グアテマラ市北西200km)に位置するマーリン金銀鉱山(鉱区面積1,000km²)の商業生産を開始したと発表した。
　マーリン鉱山は、平均品位が金4.8g/t、銀74.7g/t、確認埋蔵鉱量15百万t(金350ドル/oz、銀6ドル/ozで算出)、及びキャッシュコスト90ドル/ozを計画し、更に同程度の品位20百万tの埋蔵鉱量が期待される。現在まで、露天掘で一部操業し2005年生産量は567kgを見込み、更に2006年半ばからは坑内掘を開始する計画であり、2006年の同鉱山の可採金属量は金7t、銀102tを見込んでいる。
　また、セロ・ブランコ金銀坑内掘プロジェクト(グアテマラ市南東100km)については、試錐探査の結果、金換算量36t、銀換算量166tを捕捉し、更に金19t、銀74tが期待されている。同社は、このプロジェクトのFSを2006年末に終了し、2008年末の生産開始を目指している。
　なお、同社は、前2事業の他、メキシコのエル・サウサル鉱山、ホンジュラスのサンマルティン鉱山を保有する。