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英・トレド社、フィリピン・Berongニッケル鉱山開発認可を取得
英トレド・マイニング社(Toledo Mining)は30日、フィリピン・Berongニッケル鉱山開発プロジェクトで暫定探鉱認可(TEP:Temporary Exploration Permit)を取得、近く開発に着工すると明らかにした。
TEPはフィリピン政府・環境・天然資源省(DENR)が発行したもので、トレド社は探鉱実施で掘削・サンプリング収集などフィールド作業を早急に開始する。
トレド社によると、Berongニッケル鉱山は世界有数の鉱石品位の高いニッケル・ラテライト鉱床で、TEPを取得したことで今後、事業化のためのフィージビリティ・スタディを実施し、同国政府の認可を受けて、2006年上半期中に生産体制を確立する方針である。
トレド社は既に先住民とは開発に関し合意しており、同政府・DENRがMPSA(Mineral Production Sharing Agreement)を発行すると、2006年第2四半期から鉱石出荷で上げた収益を地元に分配する方針である。
トレド社は、Berong鉱山のほか、Celestial、Uluganのニッケル鉱山も保有しており、埋蔵量は3億4,500万t、鉱石品位は1.3%で、ニッケル分では460万tを保有している。
