ニュース・フラッシュ
2005年12月5日
シドニー
久保田博志
豪ドル高、オーストラリア企業買収減少
大手会計事務所のKPMGオーストラリア(オーストリア本部:メルボルン、以下KPMG)は、12月5日、オーストラリアにおける企業合併買収(M&A)が2004年に比べ大きく減少していると発表した。
KPMGによると2005年(1~11月)のオーストラリア企業の買収総額は、497億豪ドルで2004年の617億豪ドルから19%の大幅減少となった。一方、オーストラリア企業による外国企業の買収は、221億豪ドルで2004年の129億豪ドルを大きく上回る結果となった。また、外国企業によるオーストラリア企業の買収は、72億豪ドルで2000年の288億豪ドルから75%の減少となった。
KPMGは、オーストラリア企業の買収減少は、近年の豪ドル高によって国内企業が外国企業に比べ割高感があることが大きく影響していること、特に資源関係企業ではその傾向が強いと分析している。
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