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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル
2005年12月6日 調査部 西川信康

亜鉛精鉱市場のタイト化により亜鉛買鉱条件はさらに低迷の方向

 業界誌等によると、亜鉛精鉱市場は大手鉱山が減産体制にあるため、依然タイトな状況が続いている。ほとんどの鉱山で、精鉱は完売しており、長契買鉱交渉は今のところ行われていない模様。クリスマスや正月休暇が控えており、本格的な交渉は年明けになる見通しである。スポット買鉱条件がアジアで低下しているなど、2006年積み買鉱条件はさらに厳しいものと予想される(2004年積みは、LME亜鉛価格1,000ドル/tベースで142ドル/dmt、2005年積みは126ドル/dmt)。なお、ペルーのアンタミナ鉱山はスメルター側にTCの引き下げを求めているという。

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