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- 鉱種:
- 亜鉛 ベースメタル
四川宏達集団、雲南蘭坪鉱山に隣接する亜鉛製錬能力を倍増
安泰科及び資源関係者によると、四川宏達集団は雲南省にある亜鉛製錬所の生産能力を10万tから20万tへ倍増する計画であると報じた。四川宏達集団は中国最大の蘭坪亜鉛鉱山(亜鉛金属量で1,000万t)を開発する企業の一つで、同製錬所は蘭坪亜鉛鉱山からの鉱石を原料としている。当該亜鉛製錬所は10万tの能力で、完成したばかりであり、今夏試運転を実施しているものの、亜鉛鉱山を保有していないことから、亜鉛精鉱不足のためどの程度稼働しているかは定かではない。現在、2期工事となる10万t亜鉛製錬プロジェクトのF/S調査を実施していると言う。現在実施しているF/S調査は、環境保護、資金、産業見通し及び電力などの分野を含み、準備が整えば着工する予定。蘭坪亜鉛鉱山からの亜鉛精鉱に大きく依存する状況下、同鉱山からの供給を待たざるを得ない状況にあるようだ。
