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チリ北部鉄道ストライキ輸送確保
12月12日付け地元紙等によると、Antofagasta Plc傘下のAntofagasta-Bolivia鉄道(Fcab:Ferrocarril de Antofagasta a Bolivia)労働組合(組合員365名)は、11月30日で切れた契約更新内容を不満として7日朝ストライキに突入し、12日現在も続行されている。Fcabはチリで最大の生産量を誇るEscondida鉱山、第2の生産量を誇るCODELCO Chuquicamata鉱山のほか、Zaldivar、El Abra、El Tesoro鉱山の輸送サービスを担っている。特にSX-EWカソードと硫酸の運搬が問題になるが会社側の説明では緊急体制を敷いており輸送の90%を確保していると発表している。一部地元紙は、この鉄道ストライキが供給不足の銅市場に影響を及ぼしロンドン金属取引所では2日連続の銅価高騰(12月9日の208.516¢/lb)をもたらしたとコメントしている。また同社は多額の負債を抱え、労働者への11月賃金も未払いで貨車燃料の供給もストップされているという情報もある。
