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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2005年12月13日 サンティアゴ 中山 健

ブラジル先住民グループCVRD社の鉄道を封鎖

 12月2日付け地元紙等によると、12月1日からKrenak先住民グループ約200人が他地区の先住民の支援を受け、Mians Gerais州Resplendor地方でEstrada de Ferro Vitòria a Minas (EFVM)鉄道を封鎖していた。これに対しCVRD社は連邦裁判所に至急の解除を訴えていた。連邦裁判所は封鎖を直に解除せよとの裁定を下し、現在は平穏を保っている模様である。鉄道はKrenak先住民区域との境界付近を通過しており、先住民達は鉄道および近隣のAimores水力発電所による居住区への影響軽減と居住区境界の見直しを求めている。同鉄道は1904年に建設されCVRD社がライセンスを有しているもので3,000人/日の利用者があり、鉄鉱石や農産物の輸送に使用されている。ブラジルでは先月もXikrinコミュニティーの先住民280人がCVRDからの補償金が減額されたことからCarajas鉱山地区に侵入したばかりである。

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