ペルー・亜鉛・鉛生産地元大手2社が隣接鉱区の共同探鉱・開発に合意

　地元紙(12月6日付)等によると、ペルーの亜鉛・鉛生産の地元大手2社、Milpo社とAtacocha社は、両社が隣接して保有する鉱区での探鉱・開発を今後、共同で行うと発表した。
　本発表では、具体的な行動計画等は発表されていないが、両社の操業鉱山はペルー中部のPasco県内に近接し、保有鉱区もこれら鉱山周辺に多く、両社にとって共同探鉱・開発のメリットは多いとしている。
　亜鉛価格が高値推移し、この状態が比較的長期間継続すると予測する向きが多い中、ペルーの亜鉛生産地元大手2社の本発表は、両社が亜鉛鉱床の探鉱・開発を活発化する動きと思料され、注目される。
　なお、2004年の両社の亜鉛・鉛の生産量実績は、下記のとおり。
　Milpo社：亜鉛9.54万t(ペルー第4位)　鉛1.74万t(同第6位)
　Atacocha社：亜鉛6.18万t(ペルー第5位)　鉛3.81万t(同第2位)