閉じる

ニュース・フラッシュ

2005年12月14日 バンクーバー 中塚正紀

カナダ・BC州の2006年の雇用、鉱業ブームで大幅に増加

 雇用サービス企業であるマンパワーカナダ社は、四半期ごとに行っている同社の雇用アンケート調査の結果、カナダ西部の州における雇用が大きく伸びていると発表した。アンケートに参加した国内企は1,700社で、このうち17%の企業は2006年の第1四半期に雇用数を増加する計画があると答えた一方、15%の企業が雇用数を減らす計画であると回答。この結果、カナダ全体の第一四半期の雇用は2%の増加する見込み。中でも西側の州では全体の割合を大きく上回り、17%の雇用増加が見込まれている。特に鉱業関連雇用増加率は54%の見通しで他の業界をはるかに上回り、過去43年間で最も高い増加率を示した。
 このように鉱業の雇用需要は、好景気を反映し非常に高い現状にあるが、鉱業に携わる人材の高齢化により、今後退職が進めば、更に西部州における鉱業技術者の需要が高まっていくことも予想されており、これらに代わる若い人材の確保が大きな問題になっている。

ページトップへ