閉じる

ニュース・フラッシュ

2005年12月19日 シドニー 永井正博

ニュージーランド・海底熱水鉱床探査

 地元紙等によると金、銀、銅、鉛、亜鉛の海底熱水鉱床がニュージーランドの沖合いで探査されている。
 海洋掘削の専門会社のSeacore社は、Neptune Minerals(本社ロンドン)に雇われてKermadec諸島に沿ったWhite Islandの北西で海底火山の熱水噴火口を精査し、塊状硫化鉱床のコアサンプルを採取している。
 また、Nautilus Minerals(本社シドニー)もSeacore社を使いPNG近海で探査している。同社によると、地上の鉱山とは異なり、利益を出すためには、鉱床は少なくとも20百万tの鉱量が必要であるが、採掘設備を移動するのはたやすいので、2百万t規模のサイトが10あれば経済性があるとされている。
 西太平洋地域の海底には20,000kmにわたって弧状火山があり、海底火山は200と推定されている。このうち2%が調査されている。

ページトップへ