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- 金 ベースメタル
PNGの砂金ブームとこの1年
地元紙等によると、高騰する金価格はPNGで砂金のパンニングブームを後押ししている。砂金のパンニングは、最も小規模の鉱山で、地方の重要な経済活動となっており、国内に約50,000人の砂金採掘者が散在している。
世界銀行の技術援助プロジェクトの持続可能な開発トレーニングの責任者のGraham Taylor氏は、金の採掘者が増加しているので、金の精錬に使用される水銀、シアン化合物の危険性を知ることが重要であると述べた。Taylor氏は、日本政府の拠出により世界銀行の中に創設された「日本社会開発基金(Japan Social Development Fund:JSDF)」から資金が提供されている小規模鉱業(SSM)支援プロジェクトの下でWau Ecological Instituteによって書かれたレポートを健康省に提出した。このレポートは健康の専門家のため、毒物、特に水銀、シアン化合物の危険性を教育することを目的としている。SSMプロジェクトは18か月延び2007年6月まで延長される。
また、PNGのSam Akoitai鉱業大臣は、2005年を振り返り、この世銀のプロジェクトが成功裏に実行されたこと、Ramu Nickelプロジェクトが進展し2006年には建設段階に入ること、Hidden Valley 金プロジェクトの覚書が締結されたこと、Mt. Sinivitプロジェクトの建設が始まったこと、Kainantu金鉱山は生産を始めたことを述べ、2006年も新しいプロジェクトがPNGに来ることを期待していると述べた。
