ニュース・フラッシュ
2005年12月23日
北京
納 篤
中国国家統計局、2004年GDPは世界6位に浮上を公表
国家統計局によると、中国のGDPは世界7位から6位に浮上したと公表した。国務院新聞弁公室の会見で、国内総生産(GDP)やその構成に関するデータの修正について説明した。内容としては、2004年のGDPは15兆9,878億元で、速報値より2兆3千億元、16.8%上方修正した。その結果、GDPは世界7位から6位に浮上するが、依然として1人当たりのGDP額は100位以下に甘んじているとも指摘している。産業分類別では、第3次産業の比率が8.8ポイント上昇し、GDP上方修正分2兆3千億元の93%を占めているという。
一方、外交部の秦剛報道官は20日の記者会見で、2004年の国内総生産の修正値を発表した理由については、中国は未だ発展途上国であると認識しており、GDPの上方修正により世界代6位になったとしても外交政策を変えることはないとの考えを示した。
