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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2005年12月23日 北京 納 篤

中国政府、銅の委託加工貿易を2006.1.1から全面禁止

 国家発展改革委員会によると、12月9日に同委員会、財政部、商務部、国土資源部、税関総署、国家税務総局、国家環境保護総局の7つの部署から共同で、「一部の高エネルギー消費・高汚染型資源性産品の輸出制限に関する措置の通知」を公布し、一部の資源性産品の輸出を制限する。
 同通知によると、2006年1月1日から一部の資源性産品の委託加工貿易を中止させるとし、そのうち銅スクラップ或いは銅精鉱を輸入し、未圧延銅(カソード銅及び銅合金)を輸出するいわゆる委託加工貿易が全面禁止される。但し、本通知の公布前の契約で、商務主管部門が既に承認したものに関しては、その限りではなく、税関で登録している産品の加工貿易は契約内容で規定している有効期限内は保護されるが、期限満了後は延長出来ない。
 なお、委託加工の解釈の範囲は、製錬所の大小にかかわらず全ての銅製錬所に適用され、委託加工契約による銅スクラップ及び銅精鉱輸入であれば全て禁止となるが、一般貿易契約による銅スクラップ及び銅精鉱輸入については、適用は除外される。

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