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ニュース・フラッシュ

2006年1月5日 ロンドン 嘉村 潤

セルビア・RTB Bor社、2005年の生産見通しを発表

 セルビア地元紙等の報道によれば、同国の銅鉱山(Bor鉱山、Veliki Krivelj鉱山、Majdanpek鉱山)及び製錬所等を経営する国営企業RTB Bor社のBorivoje Stojadinovic CEOは、12月28日、記者会見において、同社の生産が年間で2.5倍になるとの見通しを発表した。2005年1~11月の銅カソード生産は3.1万tで、2006年にはこれを年間4.5万tに増産する計画になっている。2005年の金生産は国内原料から260kg、輸入原料から80kg生産予定、銀生産は3.2tと見込まれている。同社は、1990年代のユーゴスラビア経済制裁の影響を受けて、グループ全体では約500百万ドルの負債があると言われており、2005年にセルビア政府より約6.7百万ドルの補助金を受け、2005年9月には、世銀からの30百万ドルの融資(主に環境分野に使用される予定)が承認される等、経済支援を受けて民営化や外国投資を受けやすくするリストラを実施している。

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