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ニュース・フラッシュ

2006年1月10日 リマ 辻本崇史

ペルー・2005年の鉱区申請件数は前年並の高水準を維持

 鉱業権・鉱区台帳管理局(INACC)の発表によると、2005年の鉱区申請件数は前年比1.5%減の5,052件と前年並の件数となり、引続き高水準を維持した。
 これによると、総申請件数は5,052件(2004年 5,130件)で、地域レベルで鉱区申請件数が多い県の第1位は中部のLima県(563件)、第2位は南部のArequipa県(540件)、第3位は中部のAncash県(465件)であった。
 鉱区申請件数は、2003年に金探鉱ブームの影響等で大幅に増加(4,799件)し、2004年も同程度の水準であった。2005年は、鉱業ロイヤルティの徴収開始、操業鉱山や著名な探鉱開発プロジェクトに対する地元住民による利益還元要求あるいは鉱山開発反対の過激行動等、鉱業投資にネガティブな動きがあり、この影響が注目されたが、鉱区申請件数に見る限り影響は出ていない。
 なお、2005年末時点での認可鉱区の総件数は24,878件、総面積は約9.8百万haである。

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