ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- 銅 ベースメタル
韓国グループ、Chariot Resources社とのペルー・Marcona銅プロジェクトで探鉱成果
地元紙等は12月29日、韓国エネルギー通商産業省発として、在バンクーバーのChariot Resources社と韓国Korea Resource Corp.(KORES)およびLGニッコーによるペルー南部のMarcona JV銅探鉱プロジェクトにおいて、6か月におよぶ試錐の結果、新たに2億tが鉱量として追加されたことを報じた。プロジェクトの既存鉱量は2億1,800万t、平均銅品位0.8%であった。一方、Chariot Resources社側では、本調査結果は1月に報告したいとしつつも、4億1,200万t、平均銅品位0.6%を上回るものとした。また期待として、2007年央の開発着手、2009年の生産開始を見込みたいと述べた。
MarconaプロジェクトはもともとRio Tinto社の鉱区であり、JVはRio Tinto社から購入契約を締結。条件は総額3,350万ドルの現金を段階的にRio Tinto社に払い込み、かつ開発判断時、最大1,000万ドルを支払うというもの。JV探鉱や支払いは、Chariot Resources社(70%)、KORES(15%)、LGニッコー(15%)が出資する現地子会社を通じて行う。開発後、生産物に関して、韓国側はカソードの場合で70%、精鉱の場合で90%を引き取るという。本件に関係して、在バンクーバーの韓国貿易投資促進事業団は、韓国経済は貿易に重く依存、とりわけ天然資源の確保にあたりカナダとの関係強化を一層期待したいとコメントしている。
