ニュース・フラッシュ
2006年1月11日
シドニー
永井正博
Alcoa社の第4四半期の決算、Alumina社に影響
Alcoa社の第4四半期の決算は、JVのパートナーで、オーストラリアで3番目に大きな鉱山会社のAlumina社に、下半期は不調であったことを示唆している。
Alcoa社は、世界のアルミナの1/4を生産するAlumina社の60%の権益を有している。Alcoa社の第4四半期の経常利益は、第3四半期の290百万USドルから210百万USドルへと低下した。理由はメキシコ湾の2度にわたるハリケーンによる被害と、高くなっているメインテナンス、つまりはエネルギーと苛性ソーダのコスト増による。
全体として、原料とエネルギ-コストの高騰は、操業経費を878百万USドル押し上げていると推定され、アルミニウムの価格は16年ぶりの高値で、かつAlumina社の生産が3.7百万tに達したにもかかわらず、Alcoa社の経常利益は、2004年の13億USドルから2005年の12.3億USドルへと低下した。
