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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2006年1月12日 シドニー 久保田博志

豪州・Batavia社、Deflector銅鉱床開発へ13.8百万豪ドル投資

 Batavia Mining Limited(本社パース、以下Batavia社)は、1月12日、Deflector銅・金鉱山プロジェクト(西オーストラリア州)に約13.8百万豪ドルを投資すると発表した。
 投資は、酸化鉱と遷移部の鉱石処理のために、既存の300,000t/年規模の処理系統(CIL:Carbon in Leaching)の改良と銅鉱石回収の浮遊選鉱工程を加える選鉱施設の改良のために行われる。
 選鉱のフローシートは完成しており、キレートを用いて酸化鉱と遷移部の鉱石から銅43.5%、金66%の回収に成功している。同社は、酸化鉱と遷移部の鉱石からは金回収に重点を置いているため、銅回収率が低くなることは仕方ないとしている。一次鉱物からは銅・金ともに回収率90%以上を目指している。銅・金精鉱の生産開始は、2007年初の見込み。
 Deflector銅・金鉱床は、F/Sによれば資源量2.65百万t、銅1.23%・金6.04g/tと評価されている。

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