ペルー、2005年産金量は前年比2割増の210ｔ

　ペルーの2005年の鉱産物生産量は、後日、エネルギー鉱山省が正式な速報値を発表するが、地元紙(1月6日付)等によると、同省は、これに先立ち主要鉱種の生産量予測値に言及した。
　これによると、2005年の産金量は前年比約2割増の210tレベルに達し、2004年実績で世界第4位の生産国に相当する、世界屈指の産金国となる。この主因は、Yanacocha金山の大幅な増産(2004年90tから2005年予測値105t)と、2006年6月のLagunas Norte金山の操業開始(2005年予測値17t)による。
　他の主要鉱種については、銅は前年比微減の100万t前後、亜鉛は微増の120～125万t程度、モリブデンは1～2割増の1.6～1.7万t程度と予測されている。