メキシコ・ピエドラス・ベルデス銅露天掘プロジェクトの最新調査レポート

　トロントに本社を置くフロンテラ(Frontera Copper)社HP(1月6日付)等によると、同社は、メキシコ・ソノラ州に100%権益保有するピエドラス・ベルデス(Piedras Verdes)銅露天掘プロジェクトの最新技術報告書が完成し、その結果、キャッシュコストは2004年第3四半期時点の評価より0.21ドル/lb高の0.79ドル/lbに増加したと発表した。
　同プロジェクトは、メキシコ・ソノラ州都エルモシージョ市南方340km、歴史的に有名な鉱山町アラモス町北21kmに位置する。
　最新報告書は、2005年6月にM3 Engineering & Technology社が作成した。今回の報告書では、キャッシュコストは0.79ドル/lbへと0.21ドル/lb増加したが、内0.16ドル/lbはオペレーションコスト増で、硫酸90%、電力55%、ディーゼル82%の価格上昇による。また、露天掘からSX/EWまでの鉱山開発総投資額は、2004年第3四半期評価より14.1百万ドル増加し、90.0百万ドルとなった。
　同プロジェクトは、銅品位0.36%、埋蔵鉱量191百万t、銅カソード32千t/年、マインライフ12年を見込んでいる。また、同社は、同プロジェクトの生産開始を2006年下期に計画する。