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ニュース・フラッシュ

2006年1月30日 メキシコ 権藤 浩

SCC社2005年純益、2005年比42.5%増14億ドル

 メキシコとペルーで操業し、グルーポ・メヒコの子会社であるSCC(Southern Copper)社HP(1月27日付)等によると、SCC社は、2005年純益が、2005年9.8億ドルから42.5%増加し14.0億ドルに達したと発表した。2005年売上高は、2005年(31.0億ドル)比32.8%増の41.1億ドル。
 また、2005年第4四半期は、売上高が2005年(10.3億ドル)比14.1%増の11.8億ドル、純益が2005年(3.7億ドル)比14.5%増の4.2億ドルとなった。
 SCC社へルマン・ラレア(German Larrea)社長によると、今回の結果は、総合会社として、金属市況高騰だけでなく、効率的な鉱山操業に対する日々の努力によるとする。
 SCC社第4四半期の鉱物生産量に関して、銅は2005年(392.0百万lb)比2.0%増の399.7百万lb(178.4千t)と増加した。一方、モリブデン生産量は、2005年9.8百万lb(4,445t)比24.5%減の7.4百万lb(3,356t)と減少、これは、ペルーのトケパラ(Toquepala)鉱山とクアホネ(Cuajone)鉱山の鉱石品位低下と回収率低下による2.3百万lb(1,043t)の生産減少が主要因であり、併せて、モリブデン売上高は26.8%減少した。

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