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ニュース・フラッシュ

2006年2月6日 メキシコ 権藤 浩

テック社とソノラ社、メキシコの鉱区でオプション契約を拡大

 バンクーバーに本社を置くソノラ・ゴールド(Sonora Gold)社HP(2月1日付)等によると、同社は、同じバンクーバーに本社を置くテック・コミンコ(Teck Cominco Limited)社の100%メキシコ現地法人ミネラ・テック・コミンコ(MTC: Minera Teck Cominco S.A. de C.V.)社との間で、メキシコ・グレタ(Greta)金鉱区(鉱区面積66.3km2)に関するオプション契約を結んだと発表した。
 ソノラ社が保有するグレタ鉱区は、メキシコ・ソノラ州にあり、マグダレナ・デ・キノ(Magdalena de Kino)町東40kmに位置する。ソノラ社によると、従前の鉱区主は、グレタ鉱区の9.5km2において試錐探査中に地表近くで大量の金を捕捉したという。
 今回の契約は、2005年8月31日の両社のオプション契約内容を追加改正するもので、旧契約中のソノラ社が保有するサン・エンリケ(San Enrique)鉱区(グレタ鉱区から南西7km)の鉱区面積18.6km2に、今回のソノラ社保有のグレタ鉱区を追加し、総鉱区面積は84.9km2に拡大する。
 更に契約内容は、MTC社は、2010年8月までに探査費用3.5百万ドルを投資することにより、グレタ鉱区及びサン・エンリケ鉱区の60%権益を取得する。更に、同額の投資追加により10%の権益上乗せが可能である。また、MTC社はソノラ社に対して、2007年8月までに18万ドル支払、更にグレタ鉱区が生産移行の場合にはボーナス45万ドルの追加支払を行う。
 なお、サン・エンリケ鉱区は、リバース・サーキュレーション工法による試錐4孔、総延長1,198mの試錐探査結果では、293m間で銅456ppm及びモリブデン156ppm、207m間で銅460ppm及びモリブデン214ppmを捕捉し、更に金1.56g/tを確認済である。更に2月初旬には、同工法による試錐探査4孔を計画している。

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