キルギス・Kyrgyzaltyn公社、Jerooy金鉱床開発のJVから離脱

　地元業界紙等によれば、キルギスのKyrgyzaltyn公社はJerooy金鉱床を開発しているJV企業Talas Gold Mining社(Kyrgyzaltyn:33%、Oxus Gold社:67%)から離脱することになった。同公社のZhakypov総裁が2月28日に明らかにしたもので、開発計画どおりに作業が進まず、キルギス政府が同JVに対してライセンス更新を認めない決定をしたことを受け、協定を解約せざるを得ない状況に至ったと説明している。今後は新たに開発投資を行う企業を募り、これまでにOxus社が負担した46百万US$とも50百万US$ともされる費用については、国際的な会計基準に基づき評価した上で同社に支払う用意があると発言した。Jerooy鉱床の金埋蔵量は107.3tとされ、開発プロジェクトは鉱山ライフを11年、1百万t/年の鉱石を採掘して180千oz/年の金を生産する計画であった。
　ロンドンAIMに上場するOxus Gold社は、中央アジアで鉱山開発事業を行っており、ウズベキスタンでも2つのプロジェクトを実施している。