Lonmin社2006年度上期決算を発表 -プラチナ価格好調などに支えられ大幅増益-

　世界第3位のプラチナ生産者であるLonmin社(本社英国)は、2006年度(2005年10月～2006年9月)の上期決算(2005年10月～2006年3月期)を発表した。発表によれば、プラチナ生産量は501.8千oz(前年同期447.0千oz、12%増)、白金族全体の生産量も977.4千oz(前年同期853.3千oz、15%増)と増産となり、また、EBIT(利払い前・税引前利益)は前年同期比127%の大幅増の304百万US$(前年同期134百万US$)となり、好調な結果となった。増産の要因は、主力のMarikana鉱山の稼働率上昇及びLimpopo鉱山の生産開始に伴うものであり、さらにプラチナ価格好調などに支えられ好決算の結果となった。同時に発表されたプラチナ生産の今後の見通しに関しては、2006年度後半もこの好調の状態を維持し、プラチナ生産は1百万oz程度に達すると見込み、また、2010年には年産1.3百万ozを目標とした積極的なものとなった。