ニュース・フラッシュ
2006年5月29日
アルマティ
酒田 剛
ウズベキスタン・Aktauウラン鉱床をロシア国営企業が開発
地元業界紙等によると、ロシアのTekhsnabeksport社(国営核燃料輸出企業)はウズベキスタンのAktauウラン鉱床(推定資源量4.4千t)を開発するために、ウズベク側(Navoi Mining and Metals Combine(NGMK)、国家地質委員会)とJ/Vを設立する。2006年上半期中にJ/V協定に調印する予定で、開発費31百万US$を投じて年産300tの天然ウランを生産する計画とされる。ウズベキスタンの国営企業であり、独占的にウラン生産を行っているNGMKは、2005年には前年比14.1%増の2,301tの天然ウランを生産した。
また、別に報じられるところでは、NGMKはRWE Nukem社(米)との間でウラン鉱山開発のためのJ/V交渉を行っておらず、そのような約束もないことを明らかにしており、2005年5月に両社が発言していたJ/Vの計画を白紙にしている。Nukem社は、NGMKのウランを海外に独占的に販売する権利を1992年から所有している。
