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- 銅 ベースメタル
ペルー・Rio Blanco銅プロジェクト、19社と参入交渉
業界紙等によると、ペルー北部ピウラ県に位置するRio Blanco銅プロジェクトを所有しているMonterrico Metals(英)は、9月21日、同プロジェクトに対して2008年から2014年の間に14億$を投資する計画を明らかにした。
同社リチャード・ラルフ社長は、「Rio BlancoのF/S調査を2006年末までに終了させ、2007年の第1四半期には環境影響調査を完成させて操業開始に必要な全ての許可を2007年末までに取得する。2008年には開発工事に着手し、2009年末又は2010年始めには生産を開始したい」としている。
同プロジェクトについては、2005年9月に2008年の生産開始を発表したものの、その後、鉱山操業による環境汚染を恐れた地元のコーヒー栽培農家らによる抗議活動によって遅延が生じた。これについて同社長は、新たに講じた住民対策ではこの2年間の活動における誤りを認めて将来における活動に反映させるとし、住民との信頼関係を築くことが同社の最大の目標であると語るとともに、同プロジェクトを巡っては、現在、開発工事開始に向けて、参入を希望する19の企業と交渉中であることを明らかにした。
なお、同鉱山の銅の推定生産量は2010年から年間22万t、2014年からは年間32万tに拡大する計画であり、これが実現されればペルー最大の銅山となる。