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ニュース・フラッシュ

2006年10月5日 シドニー 永井正博

Howard首相、McArthur River鉱山の後押し

 地元紙等によると、北部準州のMcArthur River鉱山の露天採掘化計画について同準州のClare Martin首相が懸念を表明していることから、連邦John Howard首相は、同計画をバックアップするため、計画承認を説得する書簡を送る予定である。
 スイス資本のXstrata所有の McArthur River鉱山は、2006年3月に坑内掘を露天掘に変更する申請書を提出し、すでに承認されている。本計画には、この地域では全く未経験のMcArthur Riverの5kmにわたる流路切替えを含んでいる。
 本計画に対し北部準州のMartin首相は、「この地域の将来の有望なビジネスについて心配しているのと同様に、環境の持続可能性への影響について心配している。」と懸念を表明している。
 これに対しHoward首相は、本計画を拒絶することはオーストラリアの名声に傷をつけることになると警告している。「我々が現在よい状況にあるのは、鉱業ブームがあるからであり、オーストラリアが適切な方法で、鉱山の操業を歓迎することは、国民的関心事である。」と述べた。

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