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- 銅 ベースメタル
メキシコ・フロンテラ社(カナダ)、ピエドラス・ベルデス銅鉱山で銅カソードの生産開始
トロントに本社を置くフロンテラ社(Frontera Copper Corporation)は、ピエドラス・ベルデス(Piedras Verdes)銅鉱山で銅カソードの生産を開始したことを10月6日付け同社HP等で発表した。同鉱山はメキシコ・ソノラ州アラモス町の北北西21kmに位置し、平均銅品位は0.36%、確定・確認埋蔵鉱量191百万tを有する。 HPに発表された同社の声明によると、同鉱山はSX-EWによるAグレード銅カソード(LME基準)31,750t/年の生産能力を有するが、本格操業への移行時期については明らかにされていない。 同社は、同鉱山開発のために2002年3月に設立されており、社長兼CEOのGary Loving氏はメキシコ人で、Phelps Dodge社でCandelaria、El Abra、Cerro Verdeなど南米鉱山を担当していた役員。同鉱山はオープンピット方式で、初期投資額は90百万US$、13年間採掘し18年間地金を生産する計画。銅地金の総生産量は942百万lb、年産70百万lb、平均生産コストは0.79US$/lb。