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ニュース・フラッシュ

2006年10月24日 サンティアゴ 中山 健

ブラジル政府、2007年上半期に300余の政府保有鉱区を公開入札へ

 10月16日付け地元紙等は、ブラジル連邦共和国鉱山動力省傘下のブラジル地質サービス(CPRM)は、これまで40年近く政府が保有していた鉱区を2007年上半期に公開入札にかける予定であると報道した。対象となる鉱区は既にブラジル地質サービスにより2003年から埋蔵量調査が行われており、同サービスでは目下データを整理している(331鉱区ののうち258鉱区については既にデータが整っている模様)。政府としては鉱物の種類および地域によってはブロックに分割し入札にかけることを考えており、入札にあたって、最低価格は入札書類と合わせて公布される。これらの鉱区では70年代の調査で発見されたニッケル、石炭、亜鉛、ダイヤモンド、金、銅および希土類等でゴイアス州Bom Jardim地域の銅鉱床やMorro do Engenho/Santa Fe地域のニッケル鉱床が含まれる。
 政府としては昨今の金属価格の高騰によりプロジェクトの実施が可能になったとの判断で公開入札に踏み切るもの。ブラジル地質サービス理事長は「30年以上も前の調査だけに、最新技術を用いた探査により新たな鉱量の増加および新規鉱床の発見が期待される」と語っている。

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