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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2007年1月30日 北京 土屋春明

中国地質調査局、銅鉱床探査で成果

 安泰科によれば、中国地質調査局は新規の国土資源大調査において銅鉱床探査で成果を上げ、新たに増加した銅推定埋蔵量は2,678万tとなり、中国の国内銅資源の確保に貢献している。
 中国地質調査局の張洪涛副局長は1月24日に開かれた全国地質調査会議で今回の調査により雅魯蔵布江地域及び西南三江地域にある鉱床生成帯を発見し、これの鉱床生成帯にはチベットの駆龍銅鉱床、雲南省の普朗銅鉱床が含まれていると語った。現在、これらの銅鉱床は開発段階に入り、開発されれば中国の国内鉱山からの銅生産量は1/3増加する。
 今回の地質調査で、雅魯蔵布江地域の鉱床生成帯にあるチベット駆龍銅床の銅推定埋蔵量は790万t、西南三江地域の鉱床生成帯にある雲南普朗銅鉱床の銅確定埋蔵量は437万tである。
 これらの銅鉱床が開発されれば、駆龍銅鉱山の精錬銅生産能力は10万t/年、普朗銅鉱の精錬銅生産能力は15万t/年となる。中国地質調査局は1999年から新規の国土資源大調査を行い、重要鉱床生成帯、重点鉱床の地質探鉱作業を展開していた。

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