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ニュース・フラッシュ

2007年2月28日 シドニー 久保田博志

豪州・Astron社、2006-2007年度上半期財務報告

 中国を中心にジルコニウム関係機能材料を生産しているAstron Limited(本社シドニー、以下Astron社)は、2月28日、総収入が対前年度同期比19.4%増加の84.76百万A$であったとする2006/2007年度上半期報告を発表した。
 Astron社は、総収入が増加した要因として、力強い中国の需要が溶融ジルコニア及びジルコン製品の生産販売を延ばしたことを挙げているが、一方でテレビ用ガラス向け需要の減少によるジルコン粉末やジルコン・サンドの価格低下とインドネシア産のジルコンとの競争により、収益が相殺されたとも報告している。
 Astron社は、1989年より中国国内で操業しているほか、オーストラリア国内ニューサウスウェルズ州、ビクトリア州などでジルコン鉱床開発の調査を行っている。

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