ニュース・フラッシュ
2007年3月1日
シドニー
永井正博
豪州・Emperor社、フィジー・Vatukoula鉱山の閉山による損失206百万A$
Emperor Mine社(本社ブリスベン、以下Emperor社)は、2006-2007年度上半期の財務報告を公表し、損失が216.1百万A$に上ることを明らかにした。
これは、まず第一に、フィジーのVatukaoula鉱山の閉山に関連する税引き後の損失が206.3百万A$に上ることによる。鉱山の操業損失が25百万A$、追加閉山コストが8百万A$、フィジー資産の減損が173百万A$である。
このほか、Emperor社のPNG・Tolukuna鉱山は、Gulbadi地域のD2斜坑が保安上の問題で2006年8月に一時停止したこと、20%権益(Barrick Gold 75%)所有のPNGのPorgera鉱山も、ミルの停止、季節はずれの大雨、12月の落雷による停電等で影響を受けたこと等により、損失が膨らんでいる。
なお、Porgera鉱山の電気施設の修理は、現在進んでおり生産は3月末には正常になる見込み。
