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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2007年3月6日 北京 土屋春明

中国・江西省、江西銅業集団公司を中心に省全体の銅産業振興促進

 安泰科によれば、江西省発展改革委員会からの情報として、江西省は江西銅業集団公司を中心に銅産業を発展させ、鷹潭市、南昌市、上饒市を重点地域として省全体の銅産業を振興し、2010年までに省全体の銅産業の売上額を600億元超まで引き上げる。
 近年、江西省は採掘、選鉱、製錬から銅材の加工までの一連の銅産業基盤を築いた。省全体の銅精鉱生産能力は国内の1/3を占め、銅製錬能力は40万tに達し、銅カソード生産量は国内の約18%を占めている。又、銅材の加工能力は50万tに達している。
 江西銅業集団公司の大型露天掘り鉱山の採掘技術及び銅製錬技術は、世界の先進レベルに達している。生産能力38万tの銅棒プロジェクト、生産能力3万tの銅線プロジェクトの1期工事は、国内の最新技術を導入している。
 江西省全体の銅産業配置では、鷹潭市は重点的に銅製錬、銅材の精密加工・高度加工事業を展開する。南昌市は新製品の開発を主とし、銅精密・高度加工及び新材料の生産基地とする。上饒市は銅鉱山及び銅材の高度加工事業に力を入れる。
 2010年までに、省全体の銅製錬能力は80万t以上、銅材の加工能力は120万t以上、売上額は600億元以上に引き上げる。そのうち、江西銅業集団公司の銅製錬能力は80万t、銅材加工能力は56万t、売上額は400億元と見込まれている。

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