中国・玉龍銅鉱山の開発を加速

　安泰科によれば、最近、チベット自治区国家発展改革委員会金世洵主任が自治区政府は玉龍銅鉱山公司のSX-EWプラント建設工事を加速するため支援すると語った。同プラントの1期工事の生産能力は、銅量30,000t/年で2009年に操業を開始する予定である。
　玉龍銅鉱山公司のSX-EWプラント建設工事はチベット自治区の昌都県達江具市玉龍地域に予定されているが、2006年、技術的、資金的及び環境問題があり、建設開始が遅れている。玉龍銅鉱山公司は登録資本金81百万US$で2005年8月に設立され、西部鉱業公司が41%、福建紫金鉱業公司が39%を出資している企業である。SX-EWプラントの技術支援は北京鉱冶研究総院が行っている。
　玉龍鉱山の確定鉱量は650万ｔ(金属量)で、予想鉱量は1,000万ｔに達すると言われている。鉱床タイプはポーフィリーカッパー型で中国では最大、世界でもトップ60に入る大規模鉱床である。