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ニュース・フラッシュ

2007年3月8日 リマ 西川信康

ペルー・政府、Michiquillayにおける環境修復作業実施を決定

 業界紙等によると、投資促進庁(PROINVERSION)は、Michiquillayにおける環境汚染の修復作業を早急に行う必要があるとの見解を示した。
 同庁によると、国営公社Activos Mineros社による修復作業は2007年2月12日の開始が予定されていたが、地元住民の反対によって中断を余儀なくされているという。また、20社以上が応募するMichiquillayプロジェクトの入札は4月30日に予定されているが、同地域では過去に行われた探査や選鉱試験、また尾鉱堆積場を原因とする土壌汚染やMichiquillay川への汚水流入などの環境被害が存在しているとしている。
 この状況に対処するため、エネルギー鉱山省は2007年2月6日にActivos Mineros社に対して被害の修復作業を行うよう命じたが、Michiquillayコミュニティは3月1日、エネルギー鉱山省に対し修復作業の実施にはコミュニティ評議会の同意が必要である旨を書簡で伝えた。
 これに対してフアン・バルディビア鉱山大臣は、環境汚染の修復作業は法令に基づいて行われるものであり、これを妨げる行為は法的に罰せられることになると断言した。

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