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- 鉱種:
- 金 ベースメタル
南アフリカ金生産量2006年も引き続き減少、1922年以来の最低水準に
南アフリカ鉱山会議所(Chamber of Mines)は、3月6日、2006年の金生産量を発表した。これによれば、2006年の年間金生産量は前年比7.5%減の275tとなり、ストライキにより生産量が落ち込んだ1922年の218tの記録以来、84年間における最低の水準となったとしている。2006年第4四半期の生産量は、前期第3四半期からさらに減少し、3.1%減の68.1t、前年同期比では9.3%減と大きく減産となったことなどによる。しかしながら、金価格はUS$ベースで35.8%増の604US$/ozとなっており、この価格上昇は減産化への抑制効果もあったとしている。
南アの金生産量は、鉱石の低品位化、深部化が進み、1971年をピークに長期的に減少となっており、専門家の見方によれば、この結果は、ある程度予測されていたものである、としている。
