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豪州・Australia Zircon社、南オーストラリア州・Murray Basinでジルコン開発
Australian Zircon NL社(本社アデレード、以下AZ社)の南オーストラリア州で初めてのジルコン開発として、Murray Basinで10年以上かけて70百万A$投資したMindarieプロジェクトの操業が2007年3月末に開始される。
AZ社は、6月に鉱物処理プラントを注文し、9月には商業生産が開始される。2008年までに採掘量4百万t/年、ジルコン量で10万t/年まで増加することが期待されている。AZ社は、ジルコンの世界的高値により、45百万~50百万A$の収益を上げることを期待している。AZ社のJim Wilton社長は、会社は18か月以内に、採掘量で6百万tとするために、2つ目の採掘場を開発することを考えており、現在の14年の鉱山寿命を延ばすために、探鉱を継続し資源量を増加させることを考えていると述べた。
Mindarieプロジェクトは、LoxtonからAdelaideへ通じる鉄道に囲まれ、精鉱をAdelaide港から経済的に輸出できる位置にある。
AZ社は、また、Murray Basinの南方のビクトリア州Horshamの近くに位置するWIM150ジルコン・チタンプロジェクトの次の開発ステージ実施を計画している。WIM150鉱床は、非常に細粒の鉱石であったため、鉱石処理計画はテストを過去2年間実施し、その結果を反映させている。
Iluka 社とAdelaide Resources社も、現在、JVで南オーストラリア州、Caduna西のEucla basinのジルコンに富むTripitaka鉱床の評価を行っている。また、Iluka社は、単独で資源量(ジルコン量)で4.9百万tの資源を確保するために、JacinthとAmbrosiaで更なる探査とFSを行っている。