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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル
2007年3月13日 ジャカルタ 池田 肇

インドネシア・錫製錬会社関係者、違法操業で告発される

 地元紙等によれば、Bangka島Pangkal Pinangで錫製錬所を操業するCV DS Jaya関係者6人が違法操業を行なったとして禁固1年の罪で、3月12日、Pangkal Pinang地方裁判所第4セッションに召喚されたことを明らかにした。Djumadi検事は、錫の製錬会社は操業に当たり必要な鉱業権を地方政府、知事、あるいはエネルギー鉱物資源省より取得することを義務付けられているが、CV DS Jayaは、これを事実誤認しPangkal Pinang市貿易投資課から操業許可を取得し、2004年から2006年までの間、錫製錬を行なった。そのため、同検事は、Pangkal Pinang市貿易投資課は鉱業権発行の権限はなく同課の許可は効力がないとして同社を違法操業で訴えたもの。地方分権化時代を迎え、地方政府における法律の理解不足や会社側の事実誤認が、こうした事件を引き起こしたとも言え注目される。

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