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- 鉄鉱石
豪州・Fortescue社、サイクロンによる鉄道建設の遅れを懸念
Fortescue Metals Group Ltd.(本社西オーストラリア州、以下Fortescue社)のPilbara鉄鉱山開発のための鉄道建設がサイクロンの影響で深刻な遅れと予算オーバーに直面する恐れがあると現地各紙が報じている。
3月上旬に西オーストラリア州西部を襲ったサイクロンGeorgeはFortescue社の鉄道建設キャンプを破壊し、死者2名を出す重大事故となり、当局の調査が行われている。同社は、この事故によって鉄道建設が2008年3月に予定している鉄鉱石の出荷開始に間に合うか懸念している。また、サイクロンによる鉄道の損害額を早急にまとめて計画を見直すとしている。また、Fortescue社は、港湾施設建設の被害は最小限に留まったが、Port Headlandから東260kmにあるCloud Break鉱山の作業が豪雨による被害を受けたと述べている。
一方、サイクロンのため操業を一時停止していたBHP Billiton、Rio TintoはPilbara地域での操業を再開し、また、BHP Billiton、Woodside社、Santos社などの石油・ガス関連施設も通常の操業に戻っているとのことである。今回のサイクロンによる操業への影響は4月に発表される四半期報告で報告される。
