ニュース・フラッシュ
2007年3月16日
メキシコ
小島和浩
メキシコ・ビルバオ多金属プロジェクトのプレFSが完了
ミンコ社(Minco plc. 本社ダブリン)は、メキシコ・サカテカス州のビルバオ多金属プロジェクト(サカテカス市南東56kmに位置する)のプレFSを完了した旨、3月15日付け同社HPに発表した。同社が公表したプレFS結果によると、鉱山寿命は8年、年間33万tの鉱石を処理し、亜鉛11,600t/年、鉛7,300t/年、銀745,000oz/年の生産を行うこととしている。また、金属価格を亜鉛1.25US$/lb、鉛0.60US$/lb、銀11.00US$/ozと想定した場合、正味現在価値(NPV)は割引率10%で47.65百万US$、内部収益率(IRR)は37.7%と見積もられる。
今回のプレFSは同鉱区の資源の内、硫化鉱と混合鉱のみを対象としたものであり、これらの予測資源量(Inferred resources)は2.1百万t、平均品位は亜鉛4.25%、銅0.25%、鉛2.75%、銀86.3g/tと見積もられている。同鉱区にはその他に酸化鉱が胚胎し、資源量は3.7百万t、平均品位は亜鉛3.28%、銅0.34%、銀85g/tと見積もられている。
