ニュース・フラッシュ
2007年3月20日
北京
土屋春明
中国政府、寧夏自治区最大の海外投資プロジェクトとなるインドのボーキサイト鉱山開発を認可
安泰科によれば、青銅峡アルミ業集団公司とインドのAshapura Minechem社とのGujarat酸化アルミ工場建設プロジェクトが国家発展改革委員会により認可された。本プロジェクトの投資総額は50.4億元で、両社はそれぞれ50%の権益を所有する。期間は30年間で主に、インドGujarat地域のボーキサイト鉱山を開発し、現地で100万t/年の酸化アルミ工場を建設する。本プロジェクトは青銅峡アルミ業集団公司が拠点を置く寧夏自治区にとって、最大の海外投資プロジェクトであり、中国にとってもインドで最大の投資プロジェクトである。
青銅峡アルミ業集団公司は2006年に電解アルミ43万tを生産しているが、それに必要な酸化アルミ需要量は約90万tである。国内の酸化アルミ原料が益々不足し、価格も上昇し、酸化アルミの供給不足は青銅峡アルミ業集団公司の発展を制約するボトルネックとなっていた。インドは豊富なボーキサイト資源を保有し、現在確定埋蔵量が30.31億tで世界第5位を占めている。本プロジェクトにより今後30年間、青銅峡アルミ業集団公司は酸化アルミを安定的に供給出来る。
