ニュース・フラッシュ
2007年3月21日
シドニー
久保田博志
豪州・主要港からのウラン輸出制限撤廃に向けての動き
オーストラリア連邦政府マクファーレン産業観光資源大臣は、パース、シドニー、ブリスベン、メルボルン、アデレード、ダーウィンなどの主要港からのウラン輸出解禁の要求している。
マクファーレン大臣は、3月20日、連邦野党の労働党Kevin Rudd党首に対して、新ウラン鉱山禁止方針を転換するにあたって、州政府に輸出停止をやめるように迫った。マクファーレン大臣は、輸出に関する権限は連邦政府にあるこが、港に関する権限が州政府にあり、輸出許可を得ても意味がないことに異議を唱えている。
一方のKevin Rudd党首は、3月20日、ウランと港に関する労働党の方針に変わりはないこと(ウラン輸出は各州政府の判断であり、同氏がそのことに何ら影響を与えるものではないこと)を再確認している。
