ニュース・フラッシュ
2007年3月22日
バンクーバー
武富義和
カナダ・Cameco社、Cigar Lakeウランプロジェクト開発計画見直し
3月18日付けで、Cameco社はCigar Lakeウランプロジェクト開発計画の見直しを発表した。Cameco社は、同プロジェクトの50.025%の権益を持っており、Cigar Lakeプロジェクト全体像は権益比率に比例すると思われる。トピックは以下のとおり。
(1) 生産開始時期と操業期間
当初の2007年から遅延し、規制許可、現在行っている復旧作業が順調にいった場合は、2010年生産開始、操業期間は14.8年としている。
(2) Cigar Lakeプロジェクトへの投資額
当初の総投資見込み額は450百万$であったが、今回見直され1015百万$(権益比率より算出)に増加。うち、Cameco社分として、選鉱施設を含んだ投資額は508百万$。このうち既支出分は234百万$。
(3) 出水に係る費用
総額は92百万$(権益比率より算出)であり、Cameco社分としては46百万$。このうち2006年の既支出額は6百万$。これは上記の投資額とは別途計上。復旧改善作業は2008年まで行われる予定。
(4) 確認埋蔵量
全体の確認埋蔵量は従前と変わらず226.3百万lb(U3O8)であり、Cameco社分としは113百万lb(U3O8)。