ニュース・フラッシュ
2007年3月23日
シドニー
久保田博志
豪州・クィーンズランド州首相、ウラン政策見直しの立場を示す
労働党の「反新ウラン鉱山方針」の変更に反対の姿勢を示していたクィーンズランド州Peter Beattie首相に変化が見られた。
同氏は、ウランの増産がクィーンズランド州の石炭生産の脅威となることを懸念していたが、先頃、発表されたクィーンズランド大学(University of Queensland)の「原子力発電は、石炭火力発電を凌駕することはない。ウラン資源は50年以内に枯渇するが、石炭資源は100年以上にわたって採掘を続けることが出来る」などした報告書の内容をうけて、同氏は、労働党の方針変更を支持することを表明した。