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ニュース・フラッシュ

2007年3月26日 バンクーバー 武富義和

カナダ・天然資源省、鉱山跡地整備に5百万C$拠出

 天然資源省Gary Lunn大臣は、BC州にあるBritania鉱山跡地整備事業に5百万C$を拠出すると発表した。
 この資金は、Britania鉱山跡地をカナダの鉱業資料館に刷新するために使われる。この取り組みは、鉱業における環境問題解決の手本となるとともに、当該資料館にはカナダ鉱業の研究開発、技術革新の状況等が展示される。なお、この鉱山跡地は、2010年冬季オリンピックが開催されるバンクーバーとWhistlerの途中にあることから、カナダの鉱業への取り組みを世界に披露する格好の場所となる。また、この試みは、カナダ政府による地域での雇用、観光の創出、地域経済振興の一例でもある。
 同跡地のあるBC州は、現在、28,000人の鉱山労働者が働き、鉱業生産額は60億C$に上っており、10年後には、更に3,000人の新規の雇用と40億C$の投資が期待される。

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