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ニュース・フラッシュ

2007年3月27日 サンティアゴ 中山 健

チリ・Spence鉱山開山式典、サンティアゴで盛大に行われる

 3月26日付け地元紙等によると、BHP Billitonは、CESCO週間に併せ、26日午後サンティアゴ市内で、Poniachik鉱業エネルギー大臣、Aravena鉱業次官、Chip Goodyer BHP Billiton CEO、Diego Hernadez BHP Billiton Base Metal社長、Francisco Costabal Spence鉱山長および鉱業界有力者の出席のもとSpence鉱山の開山式典を行った。
 この席でDiego Hernadez社長はSpence鉱山のスタートはBHPとBillitonの合併以来最初の開発操業開始案件で画期的な出来事である。年間銅生産量は20万tで、BHP Billiton Chileの銅生産を15%増産することになり、チリにおける主要民間鉱山の地位を強化し、その存在性を一層高めることが出来たと挨拶した。Chip Goodyer CEOも最新の技術と第1級の専門家および労働者が一体となった事業であると述べた。またPoniachik鉱業エネルギー大臣は、祝辞のあと国内外の企業がチリに投資とビジネスが出来るよう政府は民間企業と一緒に取組むべきだと語った。
 Spence鉱床はポーフィリー銅鉱床で、1996年にBHPの子会社Rio Algomにより、チリ第Ⅱ州、Antofagasta市からCalama市(Chuquicamata鉱山のある町)を結ぶ国道周辺の堆積物の下部で発見された完全潜頭鉱床である。鉱量は3.1億t、銅品位は1.14%、投資額は9.9億US$、酸化鉱から化学&バクテリアリーチングでカソードを生産。生産規模は銅20万/年、マインライフは19年の計画。2004年10月に開発を決定、2006年12月から生産を開始している。なお”Spence”という名称はRio Algomの元探査マネージャーColin Spence氏の名前から命名されている。
 ※CESCO:Centros de Estudios del Cobre y la Mineria

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