中国企業が、ペルー・Rio Blanco銅プロジェクトに参入

　業界紙等によると、3月27日、中国・ZijingグループはペルーのRio Blanco銅プロジェクトを所有するMonterrico Metalsの全株式の38%にあたる1,014万株を1株あたり350ペンスで取得した。また、Zijingグループは4月13日まで買収オファーを続行し、50%以上の株取得を目指すとしている。Zijingグループとは紫金鉱業、銅陵有色金属公司、複合投資企業のXiamen C&Dらによって構成される企業連合である。
　Rio Blanco銅プロジェクトは最低投資額14億4,000万$で年間推定生産量は銅約22万ｔ、マインライフは20年とされ、本鉱山の生産が開始すればペルー全体の銅生産量が20%上昇するとされる。
　Minera Majaz社(Monterrico Metalsの現地子会社)は同プロジェクトの環境影響評価レポートを数か月内に完成する予定で、エネルギー鉱山省からの許可が出れば2008年より鉱山建設が開始される見通しである。
　Monterrico MetalsのRay Angus社長は、Zijingグループによる資本参加はRio Blanco銅プロジェクトの信頼性や重要性を示すものであるとコメントしている。