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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2007年3月27日 シドニー 永井正博

豪州・Fortescue社、中国宝鋼集団と鉄鉱石長期供給契約

 Fortescue Metals Group Ltd.(本社パース、以下Fortescue社)は、3月26日、鉄鉱石20百万tを10年以上にわたり中国宝鋼集団に供給するという長期オフテイク契約を締結した。
 契約は子会社のBaosteel Trading Co Ltd.(以下Baosteel社)との間で結ばれ、Baosteel社は、当初5百万t/年(生産量45百万tの11%)を引き取る。また、Fortescue社が生産を70百万t/年に増強したら、余分に15百万t引き取ることも合意している。
 Fortescue社は、先のサイクロンによる被害とコスト上昇にもかかわらず、2008年の3月末までに船積みできることを期待しており、同社のAndrew Forrest会長は、この商取引は、Fortescue社のPilbara開発の大きなステップであると述べた。
 Baosteel社との契約は、Fortescue社に、中国の鉄鋼会社と同様の契約を行っているBHP BillitonとRio Tintoのライバルとしての位置づけを与えることになる。Rio Tintoは、Baosteel社とHamersley Ironプロジェクトから200百万t/年を20年間、BHP Billitonは、2005年7月にBaosteel社と16百万t/年を2016年まで供給する契約を行っている。

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