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ボリビア・モラレス大統領、ダレンセ鉱業冶金大臣を解任
3月28日、エボ・モラレス大統領はギジェルモ・ダレンセ鉱業大臣を解任した。理由は明らかにされていないが、ダレンセ前大臣が大統領の許可を得ずにキューバを訪問し米州ボリーバル代替構想(ALBA)の鉱山大臣会議に出席したことで、大統領の信頼を失ったものと見られている。また、社会主義運動党(MAS)内で大臣職をめぐる対立問題が起きていることから、キューバへの訪問に対する批判はダレンセ元大臣を免職するための口実だったにすぎないとの見方もある。
当初、これらの経緯を不服としたダレンセ前大臣は27日の夜に辞任状を提出したと伝えられていたが、翌28日には、ダレンセ前大臣は辞任した事実を否定し、解任の理由については大統領が説明を行うべきだとして明言を避けた。
同日、モラレス大統領はルイス・アルベルト・エチャス前次官を新大臣に任命した。
新大臣は大統領に対して任命と信頼を受けたことについて感謝の意を表するとともに、現政権の方針に従った鉱業政策の遂行を宣誓した。なお、新鉱山次官は弁護士のPedro Mariobo Moreno氏で、国内の共同組合に近い人物とされる。
